ハーレーダビッドソンジャパン

今日は,東京大学経済学部の21世紀COEプログラムの特別講演会で
ハーレーダビッドソンジャパン社長の奥井氏の話を聞いてきた.
講演タイトルは,「企業指名としての持続的成長の実現と蟻のHDJのマーケティング戦略
26年間で市場が1/5になるなかで,右肩上がりの販売実績だそうです.<-かなりすごい!


もっと大きな企業かとおもっていたのだが意外に小さかった,
このサイズが実は重要なのかもしれないと,社長の話を聞きながら思ったけど...


ホンダさんやヤマハさんとは企業規模が違うので比べても意味がない.
差別化ではなく独自化
真・善・美の追求 <-ref.「イノベーションの作法」
を目指してきた.とのこと.なるほどー
やるべきことをやるべきときに!
神は細部に宿る.
顧客視点を持ってやる.現実的,改善力こそ競争力の源泉.

 進化しますか?
 脱皮できますか?
 顧客視点がありますか?
 伸ばせていますか?
 勝てますか?

商品のすばらしさを売る立場にあるものが十分に腹に落とす. <-本人がいらないと思っていたら売れる訳ないってこと!
思いは「物」と「心」を一元化させる.だそうです.


ホントはやる気ないけど上司に言われたからやるんですでは,「物」と「心」を一元化できないってことで...
ものづくりする(サービスも含む)すべての人に重要なメッセージだよね.
と思うんだが,
実際に作らない人,サービスを考えない人,日常でおもてなしを考えない人には,
情熱的な話だったでおわっちゃうんだろうなぁーと思ったりもする.
心が入れば,いろんなことはもっとよくなる/変わるのになぁーと.



たとえば,歓迎会の幹事.<-今日のランチタイムのタイムリーなネタ
せっかく部内のみんながあつまるんだから
みんながたのしい宴会を♪とか,サプライズをとか,
いつもなかなか宴会に来ない人がくるようにするには...とか
上司が部下の本音を収集する場に...とか
今どきは,宴会に2回誘ってNGくらったら3回目は誘いづらいとかいう時代 <-パワハラとかセクハラとかいわれる
なんだから,上司に差額を付けたって,いいだろうとかおもうのだが...
数千円余分に払って,部下の本音が聞けるチャンスが与えられるなら喜んで払うだろう〜とか,<-その必要がないほどコミュニケーションとれてるなら宴会は必要なし
たかが歓迎会だが,いろいろ役割はあるのに...
幹事やる側も,こういうのがおもてなしのちょうどいい練習の場だと私は思うのだが...


自分の日常でこんなお試しチャンスがたくさんある人はそうそういない.
貴重な機会なんだから練習しとけーとか思ったりするんだけど <-大きなお世話?!


#こういうのを今までの人生で練習してる人は
#さらりとスマートに幹事役をこなすんだけどなー. <-もちろん,こういう人は同性にも異性にもモテる♪ 



適当にみんなが入れる居酒屋でいいやないですかーー
そんなめんどくさいこというなら,xxさんやってくださいよーとか  <-簡単に放棄しすぎ

幹事君はいうわけで...


また参加のモチベーションがさがってしまったりするわけですよ...飲めない4T他二人...

#社内の歓迎会なんて,僕のモチベーションがあがりませんよーーと言われそうな気もしますが...(ーー;
#HDJのはなしではイベントする側も楽しまねばいかんのだよー.幹事も楽しんでやって♪
#あなたの歓迎会のときに,スパイダーマンと私がんばったんですけどね...楽しみましたよー.
#すべての所行には意味があるのだ.解ってくれ〜<3


と,かなり話がそれましたが...


もどって...




「プロダクトアウト」を成功させるための「創造力」の必要性.
考えて売る,売るために考える.
ってことをやってきたとのこと.
プロジェクトXの森先生のMOTの講義でも,同じようなことをおっしゃられてましたねー.


データオリエンティッドで商品開発が必ずしもできるわけではないと,
むしろ似たようなものができあがってしまうと. <-コモディティ化市場のマーケティング論理

おっしゃられたとおり,
HDJにはほかではやってない,独自の仕組みややりかたがあって
みんなで考えてやっているんだろうなぁーーってのが随所にありそうだった.<-ex. パッケージソフトは使わない,自作.


パレートの法則ってのは,オートバイ市場には当てはまらない.HDJのデータでもいえる.
かつ,優良顧客を囲い込むっていいかたはよろしくないと,この思想がおかしいと.
HDJの奥井氏は,囲い込みではなく,「きずなづくり」と言う. <-うまいこといいますね〜.
新規開拓には既存顧客の5倍コストがかかると,コトラー先生はいうてますが
違う市場もあるという.
たしかに,19年間で4台購入する人の割合が1.6%で,
製品寿命が55年のオートバイでは,コトラー先生の理論は当てはまりませんね.
弊害の方が大きくて,
 ユーザの老化
 マーケティングでおくれる
 ビジネスプロセス,パターンの進化が「停滞」しがちになると.

コトラー先生間違ってますよ!はかなりいい!! <-個人的に好き



で,本日いちばんのドキッは,
『需要がないのは,市場が問題なのではなく,そこに存在する企業に革新性や創造性が乏しいから』
でした.
ぐっさりきますね...




で,この奥井社長のあとに東大の教授がさらりとプレゼンをされたんですが <-たぶん学生さん用
魂がこもってなーーい感が...
現場を知って,理論もあって,魂もあってプレゼンするHDJ社長とは伝わり方が違う.
恐るべし,プレゼン.こんなに歴然と差が出るんだなぁ...



で,今日のHDJプレゼンはイベントなわけで,みんなで楽しもう!だって.
キラキラ光るカップもらっちゃいました.ありがとございます!!




コモディティ化市場のマーケティング論理

コモディティ化市場のマーケティング論理