女性活用に関する取り組み

「女性活用に関する取り組みについて--ある社の事例--」
ということで,MOTのOBOGで議論.


ある社では,(<-200年ぐらいの歴史のある会社)
全社員11,000人のなかで,係長以上の女子が約40人だそうで.
一番上の役職が課長だそうです.(<-びっくり)
少ないですね.


弊社でも多いとは,間違ってもいえませんが.
ある社よりは多くて,私が知ってるだけでも
部長も副本部長クラスも複数名います.


組織内にも多様性が求められている昨今,
女性役員も必要ということでしょう.
まだ役員クラスは見たことがありませんが.


以前読んだHBRでは,
女性役員が少なくとも3人はいないと議論にならないと
記述されていたと記憶しています.
日本の企業では,まだまだそこまでは
到達できていないどころか,道のりは遠いと
今日のMTGで感じました.


ただ,人数を増やせばいいのかっていうと,違うと思いますが.

日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」 (講談社BIZ)

日本人には教えなかった外国人トップの「すごい仕事術」 (講談社BIZ)

この↑本の中には,スターバックスJAPANの女性社長が
この件でコメントしていて,納得の意見を述べています.


彼女の意見は,私にとっては納得できる語り口で
勉強になりました.


それから,
役職がつかないと駄目
という認識に縛られているのは
おかしいという話が興味深かった.


職能給と職務給と2軸がうまく機能してないから
こういう誤った認識になるんだそうですが.


課長や部長は人を見る目があるからその役職につくわけで
仕事を遂行するための技術があるからではない.
余人をもってかえがたい技術をもっている人を処遇するために,
職能給というのがあるのだと.
#もちろん両方もってる人もいる


この話をきいて弊社を振り返ってみると...


職能の高い人が,
課長や部長などの職務につくことがほとんど.
職能だけで評価されてないので,ポストを用意しちゃうのかね〜?


職能だけで評価されたら,もっと組織にとって有益に彼の才能をいかせるのでは!?


なんで,彼に雑用まがいの承認作業とかをさせるのかねぇ〜.
と思ったこともしばしばある.
本人も実はマネジメントには,そんなことには興味がなかったりするわけで.


ほんとにもったいない才能のつかいかただなぁーと思っていた.


このもったいないが.職能給という軸がきっちり確立されたら
なくなるのかなぁ...と考える.


ま,いちおう,プロフェッショナルなんて軸があって,
マネジメント以外にも軸はあると
人事部門の評価軸では記載されてるけど
残念ながら,
ただしく運用はされているのを見たことがない.


どこの会社も同じみたいだけどね...